そのころ先の3人は既にバイパスに付いたようで、峯田さんが降りたような無線が入ってきました。
さらに聞いてると後の二人はバイパスを超えたような感じです!
ようやくヘリポートが見えてきたらバイパスもすぐそこでした。ついに静岡県まで来てしまった訳です。
バイパスは前の広い所で600mほどもあり、山の高さは60-70mほどしかありません、後ろに行けば距離は近いのですが谷風に捕まってしまいそうです。しかも、向こう側の山のすぐ下がバイパスなので無理はできません。
下見した時もとても超えられないと思いました。
どうやって渡ったか考えてると、バイパスの向こう側で飛んでた倉田さんが海岸に降ろし始めました。
三浦さんは更に先へ行ってて小さく見えます。峯田さんはどこにいるか解りません。
前の山や後ろの山を行ったり来たりして、真ん中の山で様子を見てるとサーマルブローで時々少し高く上がります、それを狙って思い切って渡りだすと前半はそれほど落ちません、でもバイパスの交通量はとても多くて気になります。
後半はさすがに落ち始めました、もうすぐバイパスという所で急にバイパスの車が無くなりました。赤信号でしょう、ラッキー!
なんとか、バイパスのすぐ上の山につき上げ直す事が出来ました。
ほっと一息ついて下を見ると、田んぼ道にまとめられた青い機体と峯田さんが見えました。
無線で「電話が無いから車に居る奥さんに連絡が出来ん」と言ってます。
何回か無線でテイクオフを呼び出しますが誰も応えてくれません。
さらに先を見るとバイパスから一号線までもかなりの谷が有ります。
上げ直して挑戦してみますが、どうも一号線ぎりぎりになりそうです、途中で引き返して山に戻り様子を見てると、先ほどの峯田さんの無線に応えて三浦さんが戻ってきて海岸に降ろし始めました。でも、最後に海岸のリッジで土手ソアリングして遊んでます。
とりあえず、これで電話連絡は付くでしょうから、風もやや東になってきて帰りやすそうだったので自分は飛んで帰る事にしました。
帰りはバイパスを高い高度で超えるられるので安心です、でも向こうの山に着いたら山ぎりぎりの高度でした。
ここで一度上げ直して走ります、風がやや東向きになったためか途中の低い山と谷もそれほど苦労する事無く越えられ、無事にLDに戻る事が出来ました。
フライト時間3時間47分も掛りましたが、一色ノ瀬岬の手前300mから潮美バイパスの向こうまで距離は26.4kmを往復(54.8km!)した事に成りました。
フライト順で整理すると (皆、PGでは初)
峯田さん 潮見バイパスを超えて休耕田にランディング
倉田さん 潮見バイパスを渡って上げ直して海岸にランディング
三浦さん 潮見バイパスさらに次の1号線も超えて潮見坂まで行った
TOからの距離11.2km
吉川 潮見バイパスを渡ってアウトアンドリターン、距離26.4km往復(52.8km)
この日はPGで赤羽根往復した人とか、PGで高度215mや260mまで上げた人も居たようですから、とにかく最高のコンディションだったようです。
トップページ | SKYTRYクラブ |